会長挨拶

第88回日本皮膚科学会東部支部学術大会
会長 川上 民裕(東北医科薬科大学医学部皮膚科学教室 主任教授)

この度、栄えある第88回日本皮膚科学会東部支部学術大会を、2024年9月14日土曜日と9月15日日曜日の2日間、仙台市(仙台国際センター)で主催させて頂くことになりました。このような機会を与えて頂き、大変名誉なことと心より感謝申し上げます。東北医科薬科大学医学部は、新設医学部として誕生しました。今春、3回生が卒業予定であり、徐々に組織が充実しつつあります。

新型コロナウイルス感染の未曽有の災禍を経て、改善した状況を鑑み、仙台での現地開催と致しました。そして、9月14日土曜日には、懇親の場を設けました。仙台の地で、皆様とface to faceで議論し、交流を深めることができます。直接的にお会いして、お話できることを楽しみにしております。

開催に際して、学術大会のテーマを、「State-of-the-art dermatological perspectives」としました。昨今のグローバル化を意識して、招待講演に私の知り合いである海外の5名の先生方をお招きしました。すなわち、私の専門である白斑と血管炎からの選択としました。「Dr.GohとDr.Ericが語る白斑の最新動向」、「Cord Sunderkötter教授とDavid Wetter教授が伝授する皮膚血管炎最新情報」です。また、昨今の美容皮膚科のニーズに応えて、「Chung-Hsing Chang教授の台湾美容皮膚科事情」を設定しました。一方で、スポンサードシンポジウムやセミナーでは、パラダイムシフトが起こっているアトピー性皮膚炎と乾癬などを中心に企画しました。講演先生方や座長先生方のさまざまな視点が解説に加わり、より理解が深まると考えます。御期待ください。

演者や座長の先生方、一般演題へ参加の先生方の多大なる御協力、協賛頂いた企業の方々の御支援を頂きながら、有意義な学術大会になるように、準備を進めて参ります。そして、全国から多くの皆様が御参加されることを、心よりお待ち申し上げます。

御参加頂いた皆様が“仙台からの熱いメッセージ”を体感して頂けるよう、精一杯準備して参ります。今後とも、御指導、御鞭撻を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。